おはようございます。
先日、二人組のお客様にお帰りの際・・・
「自然で素敵な環境ですね。」と言われました。
素直にとても嬉しかったです。
閉店間際の最後のお客様だったのでそこから３０分お話してしまいました。

私たちが作ろうと思っているのは
“里山の風景”　です。
作るっていうとなんか人工的な感じがして嫌なんですが・・・

初めてこの土地を見たときは・・・
ゴミだらけの沼と気持ち悪い井戸があって・・・
でも、“水が湧いているんだ”って思いました。

ここにビオトープを作れば、食物連鎖が生まれる。
緑に囲まれたログハウスで、食物連鎖の循環の中に身を置いて
食事をしたらどんなに癒されることだろう・・・

ってその時に思いつきました。

私は普段、お客様にいちいちこんなこと説明しません。
面倒くさい店主だなぁ～と思われますからね（笑）

でも、みなさん、な～んとなく居心地が良いと思うんですよ。

な～んとな～く、ですよ。

それってこういうことなんですよね。

生き物のエネルギーが循環している中にいるって
自然なことです。きっと落ち着くんですよ。
理屈抜きで。田舎のおばあちゃんの家とかって落ち着きますよね（笑）

まぁ、「汚い池」で終わる人もいますが・・・
価値観が違い過ぎる（笑）いろいろですね。

そんなカナマロンのビオトープには
カモがいて、しっぽのとれたトカゲがいて、カエルがいて、
トンボがいて、メダカがいて、ザリガニがいて、アライグマがいて
野鳥は３０種類ほどやってきます。毎年決まって来ますよ。
例えばカワセミ君は２月に来ます。
私にとってはとても美しい池です。

カナマロンにご来店いただくお客様は
こういうのが好きな方が多いかな（？）と最近感じます。

とても楽しい閉店後のお客様とのおしゃべり３０分でした。

私の生まれは大阪の堺です。街中の小学校に通いました。
でも夏休みだけは鹿児島の田舎で過ごしました。
カブトムシをとって、川で魚を釣って、五右衛門風呂に入って・・・
そんな素朴で豊かな暮らしが都会っ子の私の頭に刻まれました。

それが大人になって溢れ出してくる・・・不思議です。
幼少期の体験って大事ですね。

さて、鉄道くんはどんな大人になるのやら・・・