おはようございます。カナマロニーです。
私は元サラリーマン。社会人になって
メーカーでずっと食品の開発に携わっていました。

そのときの悩みが・・・
“ほんまにウマいもん”を世に出せないこと。

発売期限に間に合わせるため。
賞味期限を延ばすため。
コストを抑えるため。
工場の大量生産ラインにのせるため。
・・・などなどウマさ以外の条件により
不本意な商品開発をしてきました。

自分のお店ではそんなことしたくないな・・・と
思い、日々思考錯誤してやっております。

一昨日発表したスパイシーカレーナンのピザなのですが・・・
ちょっと引っかかるところがあり・・・一旦やめます。

納得いかないところがあります。

自家製ソーセージとフレッシュバジルのスパイシー生パスタは
磨き甲斐があるので継続します。ミンチを羊腸につめ、燻製して
畑のフレッシュバジルと混ぜ合わせた生パスタは価値があります。

ところで、当店のメニューの発祥は・・・やはり、カナマロンさんがいいな、と
昨夜あらためて思いました。

昨夜、ふと夕食に出されたフルーツトマトのマリネ。
うちの畑でとれたフルーツトマトを湯むきしてマリネに。

これが・・・ズドンッと私に響きました。
“うまいっ”
“何コレ？？？どうやって作ったん？”
“これ出そう！”

そしていろいろ聴いてみると・・・

このトマトのマリネはカナマロンさんがスープランチ時代にお出ししていたとか・・・
お客さんから“作り方教えて欲しい！”と言われたマリネだそうです。。。

“やっぱり・・・なるほど。”

なんか、こういうのがいいな、と思って。

期限に迫られて出してしまうものではなく、普段の食事の中から“これだっ！”
っていうものを拾う感覚。

カナマロンさんはやっぱり料理が上手。
ほんとつくづく思います。
なんか・・・人柄が出てるんですよね・・・

それを拾い上げるのが私の役目かな～って思います。

キノコのクリームパスタも、めんたいのパスタもこうやって生まれました。

それで、昨夜カナマロンさんに言いました。
「ちょっと店を落ち着かせて、時間を作ろう。
それで、いろんな料理を作って欲しい。
僕がアンテナをはっているので、美味しいものをキャッチする。
それをお客さんに食べてもらおう。絶対みんな喜んでくれる。」

こんな感じでカナマロンは新メニューを考えていきます。

カナマロンさんは嬉しそうでしたが・・・
「う～ん、私、時間かかる（笑）」
って感じ。

いいと思います。

ちょっとカナマロンはペースを落として、
本質的なウマさを追求したいなと思っています。

これもウマい。

夜の石窯に入れた野菜。
オリーブオイルと塩のみ。

これもカナマロンさんの石窯に入れるタイミングがあるとか・・・
知らなかった・・・

う～ん、こりゃセンスだな。。。

カナマロンさんが調理して、私がキャッチする。
うん、いいかもしれない。